9/25
久しぶりに下村さんと会った。
自分では心理的に抱えきれないことがたまってきた様子だった。
今日はなかなか学校に行こうと思えず,それでも当然行かなければいけないので,
いつもより遅めに行ったとのことだった。
以前から「学校に行こうとすると吐き気がひどい」というのがちょくちょくあったけど,「行かなくていいよ」と言えないのがつらい。
学校に行ってから休み無しで12時間働いたあと,さらに持ち帰り分の業務をこなさなければいけないというのは,見ている私からしてもかなり辛そうなのだ。
かつ,今週は土日のいずれも8時間拘束されているわけだから,ゆっくりと休むこともできなかっただろうし,持ち帰り分の業務を減らすこともできていなかったのだろう。
「本当は,私は寝てはいけないんだ」と彼は言うけれども,睡眠はとても大事なものだから,それを削らなければならないほどの業務があるって,それがそもそもおかしいんじゃないのかな。
学校に行ったら最後,12時間休みなしで働かなければならないというのは,なかなかしんどいものだと思う。
「それに適応できなければさっさと辞めてしまえ」という人がいるというのは分かる。
私だって,教員採用試験に落ちている人だっているのだから,さっさとやめればいいと思っていた。
ただ,辞めたら単純に収入がなくなるので生活が立ち行かなくなってしまうし,奨学金も返さなければならないだろう。
学校側では子どもたちも混乱してしまうだろうということは誰でも簡単に分かることだと思う。
他の先生方の間でも,すぐ教員辞めるから,というのが笑い話で出てきているらしいのだ。
そりゃあそうだと思う。
私からすれば,週七日勤務で残業が過労死ラインを超える現場に突然ぶち込まれて,逃げ出さないほうがすごいと思う。
こんなことを続けていたら,死んでしまうよ。
この現場で生き残った人たちは,すでにふるいにかけられたあとの人たちだから,なにがいけないのかすらも分かっていないのかも,と思うと,とても恐ろしい。
これは教員数がそもそも少ないのでできないことなんだろうと思いながらもここにぼそっとつぶやく。
1年目は副担任で担任がどんなことをするのかを学ばせながら,まずはきちんと教科担任として業務を覚える,くらいにしたらいいと思うんだけどな。
3年目には初めて担任を持つ喜び(?)を味わって…とか…
そのほうが人の適応過程に即しているような気がする。